![]() |
![]() |
シリーズ ― 先進企業による知財人材育成の取り組み(5) 人材育成は知財戦略の要(下) ― 三菱重工業・知的財産部 [2004/06/04]
幅広い事業分野で膨大な知財を持つ三菱重工業は,全社を挙げた知財教育に注力している。教育効果として,同社・知的財産部長の林和弘氏は「事業現場から教育ニーズが高まってきた」ことを指摘する。三菱重工が進める人材育成の取り組みと方向性について,林氏に聞いた。(聞き手は河井貴之=日経BP知財Awareness編集) 知財部員の教育には弁理士試験を推奨 知的財産部員の教育の1つとして,弁理士資格の取得を推奨している。ただし業務上,試験勉強が負荷になるようでは困るため,あくまで自主性に任せている。若手部員を中心に受験しており,2004年4月時点で部内に弁理士資格を持つ者は2名いる。2004年に知的財産部で試験を受ける者は7名である。 当社では,弁理士など資格取得に対して直接的なインセンティブを与えていない。待遇面でも特別な制度は設けていない。あくまで学習プロセスを重視している。一方,社員はプロ意識に基づいて自発的に学習成果を業務へアウトプットしている。 知的財産部は,各々が高いスキルを持ったプロの集まりだと考えている。「スキル」を定量的に示すことは難しい。業務の中や技術現場から生じたニーズに「単独で対応できるか」,「適切な指示が出せるか」を判断基準としている。 このほか,部全体のレベルを平準化するために若手部員にはベテラン部員を指導員として付け,3年計画で育成している。 知財検定2級は基礎知識の学習ツールとして有効 知的財産部員に対する教育ツールとして,第1回の知的財産検定を利用した。先に述べたように部内では弁理士試験を第1に考えており,知的財産検定は実務に即した測定ツールとして期待した。今回は2級検定を受検したが,当社の場合は中堅以上の知的財産部員の業務は専門性を要するため,より高度な内容が必要だと感じた。 2級検定は,知財に関する基礎知識を学習するツールとして適している。知的財産部の新入社員や技術部門の社員が,知財に関する一般知識を得る際に良いと考える。今後,どのように検定を活用するかは,社内教育との関連や社員のニーズを踏まえて検討していく。 シリーズ - 先進企業による知財人材育成の取り組み |
<過去の連載>
![]()
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
企業戦略 | CIPO | 政策・法制 | 職務発明 | 訴訟 | 人材育成 | 産学連携 | 提言 | ニュースリリース | イベント・セミナー
| このサイトについて | 著作権・リンクについて | 情報提供 | 広告掲載について |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||